投資家KUROの株式・不動産・FX・オフシュア投資による資産形成術

株式・不動産・FX・オフシュア投資を活用した資産形成術について書いていきます!

オフショア積立投資とは?~メリットとデメリットについて~

オフショア積立投資はタックスヘイブン(租税回避地)での積立投資のことです。
金融の世界でのオフショアは、規制が非常に少なく国外からの所得に対して所得税法人税が著しく安いか、全くかからない国や地域のことを言います。

それではオフショア積立投資のメリットについて書いていきます。


【オフショア積立投資のメリット】

(1)高い利回り

IFAにもよりますが、25年の長期で考えると年間利回りが平均7%前後です。
しかし、実際は手数料等差し引かれるので、3~4%になりますが、日本の一般的な積立投資の1%前後と比べても高いです。
それは世界中の100を超えるファンドをラップ型サービスで提供し、IFAと一任勘定契約し高い運用利回りを出しているためです。

(2)一括投資ではなく、毎月の積立投資ができる

一括投資の場合は買った日の基準価格を下回ると損失になりますが、毎月コツコツと一定額を購入する「ドルコスト平均法」を行う事で、購入価格の平均単価を下げる事ができます。

例えば、原資として6,000,000円を用いてファンドを購入し、10年間運用するとします。
①一括の場合は、1年目にすべて使用し購入します。
②積立の場合は月50,000円ずつ年間600,000円の積立を10年間行うとします。
この際に下記グラフに示すようなファンド価値の推移が起きたとするとそれぞれどのようになるでしょうか。
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下記表に示すように10年後の資産価値は『一括積立』となり、積立の平均年利率は2.1%になります。


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つまり景気が良くなってファンド価格が上がった場合は少ない口数を購入し、景気が悪くなってファンド価格が下がった場合は多くの口数を購入して平均値を下げるという訳です。
よってこれを長期で考えた場合にファンド価格が契約当初よりそれほど上がっていない場合でも十分な利益が出ている事になります。
すぐにまとまった資金が用意できなくても良いので、誰にでも始めやすいのも魅力です。

(3)税の繰り越しにより複利の効果が大きくなる

オフショア積立投資は満期まで利益が確定しませんので、満期まで課税されません。
そのため、長期の複利運用を行いますので単年で利益を確定せず元本に上乗せする形で満期まで運用します。
つまり、日本の投資信託のように単年、単月で利確して都度課税されるものより複利の効果が大きくなるということです。
※税金を払わなくていいということではありません。満期時に利益が確定しましたら、税金を払わないといけません。

複利の効果については以前の記事を参照ください。
mkt-421.hatenablog.com

(4)簡単に海外の資産を作ることができる

クレジットカード1つで簡単に海外の資産(ドル)を作ることができます。
一般的に海外にお金を送るときは銀行の海外送金を使用しますが、高い送金手数料と高い為替手数料が取られます。
しかし、クレジットカードだと送金手数料はなく、為替手数料も低く、最初の手続き以降は手続きなく積立を行うことができます。


【オフショア積立投資のデメリット】

デメリットとしては
・言葉の問題
・自分の知らない大規模な金融機関
・自分が行ったことのない国で目に見えない不安




メリットとデメリットについて書いてきましたが、
一番大切なことは『オフショア積立投資がどんなものなのかをしっかり理解してから行うこと』です。
そして、理解した上で自分の投資スタイルに合ってるかどうかを判断し、やるかやらないかを決めましょう!