キャピタルゲインとインカムゲインとは?
『キャピタルゲイン』と『インカムゲイン』という単語は聞いたことはあるでしょうか?
投資において利益をあげる方法には2つあります。
それが、「資産の売買差益により利益を得るキャピタルゲイン」と「資産を所有することで利益を得るインカムゲイン」です。
投資スタイルを考える上で理解しておくべき方法です。
それではそれぞれ説明したいと思います。
キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインは資産の売買差益により利益を得る方法です!
株式投資を例に説明します!
下図にはある企業の株価を示しています。
下図に示すように「安い時に買って、高い時に売る」ことで利益を得ることがキャピタルゲインです。
つまり、価格の変動によって利益を得る方法です。
インカムゲインとは?
インカムゲインは資産を所有することで利益を得る方法です!
こちらについても株式投資を例に説明します。
株価1,000円、1年間でもらえる一株当たりの配当金が50円の企業の株を100株所有しているとします。
そうすると、下図のように5年間所有し続けてもらえる配当金は25,000円になります。
つまり、所有し続けることで利益を得る方法です。
インカムゲインとして代表的なものは
・株式投資の配当金
・投資信託の分配金
・不動産投資の家賃収入
・外国為替のスワップポイント
があります。
キャピタルゲインとインカムゲインの比較
それでは『キャピタルゲイン』と『インカムゲイン』を比較します。
表のようにキャピタルゲインは利益率は大きいですが、利益発生が不確定です。
逆に、インカムゲインは利益率は小さいですが、利益発生が確定しています。
そして、キャピタルゲインは売買時に、インカムゲインは所有中に利益が発生します。
ここで、注意しないといけないことがあります。
『インカムゲイン』は利益発生が確定していますが、以下のような場合はトータル収支がマイナスになることがあります。
以下の表な状況だとします。
そうすると、
○売却益(キャピタルゲイン)
(800円(売却時)-1,000円(購入時))×100(購入株数)=-20,000円
○配当金(インカムゲイン)
50円(1株当たりの配当金)×100(購入株数)×3年(所有年数)=15,000円
○トータル収支
(-20,000円(キャピタルゲイン))+15,000円(インカムゲイン)=-5,000円
このようにインカムゲインを狙って取引した場合でも収支がマイナスになることがあります。
そのため、インカムゲインを狙った投資方針であっても買うタイミングは重要です!!
さて、『キャピタルゲイン』と『インカムゲイン』につていは分かったでしょうか。
どちらも一長一短のある投資ですが、しっかりと特徴を見極めて、確実な投資を行いましょう!